宮城県大和町の東京エレクトロンの工場を視察し記念写真に納まる石破首相(中央右)とインドのモディ首相(同左)ら=30日午後

 石破茂、インドのモディ両首相は30日、半導体製造装置大手・東京エレクトロンの宮城県大和町の工場を視察した。経済安全保障において重視する半導体分野での連携強化を示す狙いがある。石破首相は視察後、記者団に「両国が協力して、半導体サプライチェーン(供給網)の強靱化、経済安保強化を推進していきたい」と述べた。

 工場は、半導体の基板表面にある膜の一部を精密に削る「プラズマエッチング」と呼ばれる製造装置の開発・生産拠点。東京エレクトロンは、インドで半導体工場を建設中の電機大手タタ・エレクトロニクスに機材を提供するなど提携を進めている。

 両首相は、東京エレクトロンの河合利樹社長らと共にインドに納入予定の製造装置を見学。工場では今後、インド人技術者を含む外国人材の育成に取り組むという。

 石破首相は視察に先立ち、モディ氏と昼食を共にした際に「先端技術に関する日本、インドの協力は極めて重要だ」と重ねて強調した。