新潟県は31日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、花角英世知事が是非を判断する前に、県民の意見を聞く方法の一つに位置付けた全5回の公聴会を終えた。県内全30市町村長との懇談も既に終了しており、残るは県民の意識調査だけになった。
全5回の開催で87人が意見を述べ、再稼働について条件付きを含めた賛成は52人、反対が28人だった。7人は賛否を明らかにしなかった。再稼働によって地域経済に恩恵をもたらすという意見や、原発事故時の避難計画の実効性を懸念する声が目立った。
87人の内訳は一般公募が42人、団体による推薦が45人。一般公募は95人が応募しており、意見が偏らないよう、過去に県の有識者会議で委員を務めたことがある大学教授3人が選定を担った。団体枠は多様な意見を把握するためとして、影響を受ける県内の商工会議所連合会や建設業協会、観光協会などが推薦した。団体推薦枠で再稼働に反対なのは4人だった。
再稼働は地元同意が焦点。花角氏は県民の意向を見極め、自ら是非を判断するとしている。