2022年に生後2カ月だった次男を揺さぶるなどし、重い脳機能障害の後遺症を伴うけがをさせたとして傷害罪に問われた元福岡県警巡査長の藤嶋亮平被告(33)の控訴審判決で、福岡高裁(溝国禎久裁判長)は2日、懲役3年6月の実刑とした今年5月の一審福岡地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
一審で弁護側は悪質な行為ではなく、実刑となった場合の経済的負担は次男にも及ぶとして執行猶予を求めたが、人工呼吸器を外せず取り返しのつかない深刻な影響を与えたなどとして、実刑としていた。
一審判決によると、22年11月19日午後、自宅で次男を激しく揺さぶった上、ベッドに落とすなどし負傷させた。