【ハノイ共同】ベトナムが独立を宣言してから80年を祝う式典が2日、首都ハノイで最高指導者のトー・ラム共産党書記長ら党や政府の首脳らが出席して行われた。国営英字紙によると、戦車や自走砲が披露される軍事パレードを実施。国の独立を成し遂げた歴史と共産党一党支配の正当性を内外に誇示した。
あいさつしたラム氏は、これまで共産党や国民が国の発展に果たした役割の大きさを強調。「2045年までに強く繁栄した国になる」という国家目標に触れ、達成に向けて力を尽くそうと呼びかけた。
式典はハノイ中心部のバーディン広場で開催。会場には「ベトナム社会主義共和国、永遠に」と記した看板が掲げられ、周辺には建国の父であるホー・チ・ミンを描いたポスターが飾られた。
ベトナム人民軍などが会場を含む市内をパレード。中国共産党序列3位の趙楽際・全国人民代表大会(全人代)常務委員長やキューバのディアスカネル大統領といった友好的な国の代表らを招いた。