仙台市の郡和子市長は2日の記者会見で、大規模な森林伐採を伴う太陽光発電所(メガソーラー)の新設の自粛を求める指導方針を策定したと発表した。同日付で適用する。法的拘束力はないが市の姿勢を明確にして事業者をけん制する狙いがある。郡氏は「豊かな自然を守るため厳しい形で臨みたい」と強調した。
メガソーラーを巡る環境破壊は北海道釧路市など各地で問題化。仙台市でも山間部で建設の構想が持ち上がっており、生態系破壊や土砂災害のリスク増を懸念する市民から問い合わせが約50件寄せられていた。
指導方針によると対象は森林地域で予定する敷地面積1ヘクタール以上または出力400キロワット以上の事業。