医療機関で看板や広告で示すことができる診療科名に「睡眠障害」を加えることについて議論する厚生労働省医道審議会の部会が4日、初会合を開いた。医療機関が広告として掲げられる診療科名は「標榜診療科」と呼ばれ、医療法で定められており、日本睡眠学会は睡眠障害を加えるよう厚労省に要望していた。
国は、小学生は9〜12時間、中高生は8〜10時間、成人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保するよう推奨。2023年の国民健康・栄養調査では、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は男性38・5%、女性43・6%だった。