総合繊維メーカー、セーレンの川田達男会長は10日、東京都内で記者会見し、経営再建中のユニチカから取得する岡崎事業所(愛知県岡崎市)について、老朽化した工場設備の更新や新規事業の展開などで、3年間で計200億円余りを投資する方針を明らかにした。「収益の出る事業、経営を進めていきたい」と強調した。
100億円を投じて自動化や合理化を進めるほか、自動車用の資材など新規事業の関連で100億〜120億円を投資する。
岡崎事業所は衣料や産業用繊維を手がけており、セーレンが78億円で取得する。2026年1月からセーレングループとなる。