岐阜県警大垣署は10日、7月の真夏日にエンジンを切った車内に飼い犬を約4時間放置したなどとして、動物愛護法違反などの疑いで飼い主の無職男性(51)=同県養老町=を書類送検した。署は、高温の車内での放置は動物虐待に当たる疑いがあると判断した。犬は通行人に発見され、搬送先の動物病院で治療を受け命は助かった。

 書類送検容疑は7月20日午後0時40分〜4時50分ごろ、大垣市のショッピングモールの駐車場に止めた車内に、ダックスフント1匹(雄、15歳)を放置し衰弱させた疑い。男性は「車内が暑くなることは分かっていたが、いつも放置していて大丈夫だと思った」と供述し、容疑を認めている。