【エルサレム共同】イスラエル軍は10日、イエメンの首都サヌアなどで親イラン武装組織フーシ派の軍事施設や燃料貯蔵庫を空爆した。フーシ派によると35人が死亡し、100人以上が負傷した。軍はフーシ派がイスラエル南部の空港を無人機で攻撃したことに対する報復だと主張した。

 イスラエルのネタニヤフ首相は声明で、今後も「攻撃を続ける」と強調。フーシ派は「民間人が狙われた」と訴えた。

 パレスチナ自治区ガザでの戦闘開始後、フーシ派はイスラム組織ハマスに連帯を示し、イスラエルに向けてミサイル発射や無人機での攻撃を繰り返している。