立憲民主党など参院の野党は11日、憲法53条に基づき臨時国会の早期召集が必要だとする要求書を関口昌一参院議長に提出した。10日の衆院に続く要請となる。石破茂首相が退陣を表明し、自民党総裁選の実施が決定したことを受け、政治空白の長期化を懸念。物価高対応などへの政府、与党の後ろ向きな姿勢を浮き彫りにする狙いがある。
提出には立民、国民民主党、日本維新の会、参政党などが参加。自民総裁選の投開票が10月4日に決まり、自民内には召集は早くて10月中旬以降との見方がある。
憲法53条は、衆参両院のいずれかで総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は召集を決定しなければならないと規定している。