【ジャカルタ共同】インドネシア国家災害対策庁は11日、観光地バリ島で9〜10日の豪雨による死者が計14人に上ったと発表した。各地で洪水や土砂崩れが発生し、560人超が避難している。東ヌサトゥンガラ州でも4人が死亡した。

 8人が亡くなったバリ島の中心都市デンパサールでは、建物が倒壊し住民が流されたほか、観光客も訪れるクンバサリ市場が冠水した。行方不明者の捜索も続いている。

 テンポ誌によると、バリ島西部では9日夜の降水量が、通常の豪雨の倍以上を記録した。気象当局は今後も降雨が予想されるとし、警戒を呼びかけている。