~宇宙から地球への回収型輸送インフラの確立に向け、宇宙産業の未来を共創~

2025年9月17日

各位

JA三井リース株式会社

 

ElevationSpaceによる日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業への支援 ~宇宙から地球への回収型輸送インフラの確立に向け、宇宙産業の未来を共創~

JA三井リース株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:新分敬人、以下「JA三井リース」)は、株式会社ElevationSpace(本社:宮城県仙台市、代表取締役CEO:小林稜平、以下「ElevationSpace」)が推進する、日本初の民間主導による宇宙環境利用・回収プラットフォーム「再突入衛星『あおば』」の打ち上げおよび地球帰還プロジェクトに対し、ファイナンス面での支援を実施しました。

 

宇宙産業の現状と課題

 現在、世界の宇宙産業の市場規模は約54兆円とされ、2040年には140兆円規模に達するとの予測もあります(出典:経済産業省「国内外の宇宙産業の動向を踏まえた経済産業省の取組と今後について」2024年3月)。ロケット技術の進化により宇宙へのアクセスは拡大していますが、宇宙から地球への帰還技術は依然として発展途上であり、商業化に向けた取り組みが求められています。

 ElevationSpaceは「誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにする」というミッションの実現に向けて、宇宙から地球への回収型輸送サービスの開発に取り組んでいます。再突入衛星「あおば」は、宇宙空間での実験・実証を行った後、地球へ回収可能な小型衛星であり、2026年後半以降の打ち上げを目指しています。現在は初号機のフライトモデル製造に向けた地上試験・詳細設計、ならびにサービス化に向けた事業共創が進行中です。

 

今回の取り組み背景と目的

 JA三井リースグループは、これまでも宇宙関連スタートアップ企業への出資やファイナンス、事業支援を通じて、宇宙産業の発展に貢献してまいりました。中期経営計画「Sustainable Evolution 2028」では、「ビジネスモデルの進化」を重点施策の一つに掲げており、宇宙分野は「新技術・サービスの創出」に資する重点領域と位置づけています。

 今回のElevationSpaceによる取り組みは、日本初の宇宙インフラの確立に向けた重要なステップであり、同社の先進的な技術とビジョンに深く共鳴し、ファイナンス支援を通じてその挑戦を後押しすることを決定いたしました。今後は事業共創の可能性も視野に入れながら、宇宙産業の持続的な発展と社会実装に向けて、先進的かつ持続可能な取り組みに積極的に関与してまいります。

 

 

 

【 関連するSDGs】

 

 

 

 

 

以上

 

【本件に関するお問い合わせ先】

JA三井リース株式会社 経営管理部 コーポレートコミュニケーション室 

電話:03-6775-3002 MAIL:JAMLDG1114@jamitsuilease.co.jp