埼玉県戸田市の首都高速道路で昨年5月、トラックが乗用車に追突するなどして3人が死亡、3人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪に問われたトラック運転手降籏紗京被告(29)の公判が17日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役8年を求刑した。
起訴状によると、発熱で体調を崩していたにもかかわらず事故を起こすことはないと安易に考え、昨年5月14日未明に神奈川県から埼玉県へ向け出発。午前7時35分ごろ、首都高池袋線下り線を時速約75〜80キロで走行中、渋滞で停車していた乗用車に追突し、さらに前方の乗用車やトラックを巻き込む事故を起こし、6人を死傷させたとされる。