【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリン市ミッテ区は、従軍慰安婦の被害を象徴する少女像を10月7日までに区の公有地から撤去するよう韓国系市民団体「コリア協議会」に命じた。従わない場合は3千ユーロ(約50万円)の制裁金を科すと警告した。区が17日、共同通信の取材に明らかにした。
少女像を巡っては、ミッテ区が代替地として約100メートル離れた私有地への移設を提案したが、コリア協議会は「性的な暴力の象徴であるこの像が、公の場所から撤去されるのを防ぐのが使命だ」として拒否。区の出方が注目されていた。
ミッテ区は「規則に基づき手続きを進めている」と説明した。