少子化対策として、自治体が「婚活支援」に力を入れている。岐阜県各務原市は今月、1974年設立の結婚相談所を大幅に刷新し、夜間相談の導入や担当制で成婚まで伴走する「おせっかいさん」制度を始めた。無料と安心感を強みに行政がきめ細かいサポートを打ち出す一方、マッチングアプリの普及など出会いの形は多様化しており、事業をやめる市も出てきている。自治体の支援がどこまで実を結ぶか、模索が続いている。
◆夜間の相談も無料、安心感
8月下旬の金曜日夜、各務原市内で婚活相談会が開かれた。「どのように相手を探したらいいか」「何から始めたらいいか」。...