自民党総裁選に立候補した5氏が強調したことは―。22日の所見発表演説会での発言を人工知能(AI)で分析すると、経済分野などでそれぞれが力点を置く政策や主張が浮かび上がった。自民党への逆風が続く中で、党の再建を訴える声も目立った。
データ分析を手がけるユーザーローカル(東京)の「AIテキストマイニング」を使い、特徴的な言葉を大きく表示する「ワードクラウド」の手法を用いた。
小林鷹之元経済安全保障担当相は「安全保障」「経済」がキーワードとされた。
総裁になれば思い切った人材登用を行うとした茂木敏充前幹事長は「挙党」だった。
林芳正官房長官は「官民」が大きく示された。官民の協調により、新しいビジネスを生み出すと訴えていた。
高市早苗前経済安保相は自衛隊を巡り、故安倍元首相時代のエピソードで用いた「最高指揮官」のほか「外国人」も目立った。
小泉進次郎農相は「解党的出直し」に加え、対策を検討するとした「物価高」も注目された。