23日、米ニューヨークの国連本部を訪れたフランスのマクロン大統領(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】国連総会が開かれている米ニューヨークで22日夜、マクロン仏大統領が国連本部から車で移動中、トランプ米大統領の車列による交通規制で立ち往生し、トランプ氏に携帯電話で状況を直接説明する一幕があった。フランス大統領府筋が明らかにした。

 仏メディアによると、警察からこれ以上進めないと告げられたマクロン氏はトランプ氏に電話し「ご存じですか。あなたのために全てが封鎖され、私は路上で待機しています」と伝えた。マクロン氏はその後、徒歩での移動を余儀なくされた。

 大統領府筋は「マクロン氏は歩きながらトランプ氏と電話で、友好的に国際問題について意見交換した」と説明した。