自民党総裁選の5候補が27日の討論イベントで、日本をどういう国にしたいかを英語で説明するよう求められ、対応が分かれる一幕があった。林芳正官房長官と茂木敏充前幹事長は英語で答え、語学力をアピール。高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農相、小林鷹之元経済安保相はほぼ全て日本語で答えた。
質問者は、総裁選の勝者が首相になれば「トランプ米大統領と話すことになる」として、英語で1分間話すよう提案。林氏は全て英語で「特に若者や次世代にとって平和で希望の持てる国にしたい」と語った。茂木氏も英語で「日本は米国にとって最も重要なパートナーだ」などと強調した。
これに対し、高市氏は「高らかに『ジャパン・イズ・バック』と叫びたい」と意気込んだものの、それ以外は日本語で回答。小泉、小林両氏もそれぞれ「正確に答えたい」と前置きし、日本語で「日米は互いに最高のパートナーだ」「日本の防衛力を高めると約束したい」と持論を述べた。