滋賀県立盲学校で授業を見学される天皇、皇后両陛下=29日午後、彦根市(代表撮影)

 国民スポーツ大会(旧国民体育大会)総合開会式出席などで滋賀県を訪問中の天皇、皇后両陛下は29日、彦根市の県立盲学校を訪れ、中高生らの授業を見学された。生徒のほか、盲導犬の使用者とも交流した。

 高校生と中学生計3人が点字新聞を再利用して封筒を制作する様子を見守った。天皇陛下は「きれいにできていますね」と声をかけ、皇后さまは「作業は楽しいですか」と尋ねた。

 盲導犬を長年使用する50代女性2人とも懇談した。パートナーのラブラドルレトリバーを紹介されると、陛下は「お利口ですね」と話し、皇后さまは「何年ご一緒ですか」と聞いていた。