高度な技術を持つフランス国家最優秀職人(MOF)の作品展示や技術継承などに取り組む施設「M.O.Fミュージアムジャポン」が、少子化に伴い昨年4月に閉校した牧田小学校(大垣市上石津町)の跡地に開設される。29日は、MOFの職人でつくる協会のジャン・フランソワ・ジラルダン会長らが同校を視察し、「歴史をつなぐ大切な場所にしていきたい」と語った。人口減少に悩む山間地の閉校校舎で、全国的にも珍しい新たな取り組みが本格的に動き出す。
MOFは、フランス料理の料理人や工芸作家、芸術家など文化を継承する優れた職人に贈られる国家称号で、保有者は2千~3千人とされる。ミュージアムは協会がフランス国外につくる初めての...