【ソウル共同】韓国の陸海空軍の本部がある中部忠清南道・鶏竜台で1日、「国軍の日」の式典が開かれた。李在明大統領が演説し、昨年末の尹錫悦前大統領による「非常戒厳」宣言を改めて批判した上で「憲法と国民を守る軍隊に立て直す」と訴えた。北朝鮮の核・ミサイル開発への言及はなかった。刺激することを避けたとみられる。
尹前政権が2023年と24年にソウル市内で実施した軍事パレードは実施しなかった。
李氏は、価値を共有する国家との連帯や堅固な韓米同盟を重視した上で、米軍が事実上握る韓国軍の有事作戦統制権を韓国軍へ移管する計画を推進する考えを強調した。