岡山県鏡野町の「山田養蜂場」は2日、ポーランド出身のモイズ・キスリングの油彩画として同社が所蔵してきた「モンパルナスのキキ」について、ドイツの有名贋作家ウォルフガング・ベルトラッキ氏が制作した可能性が高いことを明らかにした。
画風をまねして描いた作品とみられ、同社の調査に対しベルトラッキ氏は、自らが描いたことを認めた上で「絵は(自分の)オリジナルだ」と話したという。
同社によると、絵は2013年に東京都の美術館から購入。今年4月、広島県の展示会に絵を貸し出した際、関係者が贋作の疑いを指摘した。同社が調査したところ、絵画の裏に偽装されたラベルが貼られていたという。