初冠雪が観測された北海道の大雪山系旭岳=9日午前(大雪山旭岳ロープウェイ提供)

 旭川地方気象台は9日、北海道最高峰の大雪山系旭岳(2291メートル)で初冠雪を観測したと発表した。平年より14日遅く、昨年より11日早い。1888年の観測開始からは4番目に遅いという。

 気象台によると、9日は北海道の上空1500メートル付近に11月上旬並みの寒気が入り込み、午前9時ごろ、山頂付近がうっすらと雪に覆われているのを職員が目視で確認した。

 山麓と中腹を結ぶ「大雪山旭岳ロープウェイ」によると、標高1600メートル付近の中腹駅でも積雪が確認された。麓に残る紅葉と、山頂から広がる白雪のコントラストが楽しめるという。