東京電力が社外の視点を取り入れて柏崎刈羽原発(新潟県)を監督するために今月発足させたKK運営会議の佐藤敏秀議長は14日、東京都千代田区の本社に小林喜光会長ら経営陣を訪ね、活動方針を報告した。佐藤氏は福島第1原発事故に触れ「日本で原発を運転するには安全に妥協しないという覚悟がいる。柏崎刈羽原発の実態を把握し、責任を持って対策につなげたい」と強調した。
運営会議は、東北電力出身の佐藤氏や地元の地域団体代表ら外部有識者7人と、小早川智明社長ら社内役員4人で構成。安全対策などの運営方針を審議し、取締役会に提言する。小林会長は佐藤氏に「社会に信頼される発電所となるように協力してほしい」と求めた。