サッポロホールディングス(HD)が不動産事業の売却に向け、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などの企業連合と優先交渉に入ることが15日分かった。売却額は4千億〜5千億円程度で、11月中の合意を目指す。売却で得た資金を、本業の酒類事業の成長投資に充てる方針だ。
サッポロHDは「不動産事業の外部資本導入のプロセスを進めているが、現時点で具体的に決定した事実はない」とコメントした。
売却対象は完全子会社のサッポロ不動産開発(東京)。「恵比寿ガーデンプレイス」が保有物件の目玉だ。東京・銀座に持つ物件は売却対象から外したもようだ。