2025年10月4日(土)16時~18時 【場所】安乗岬園地周辺
安乗埼灯台観光活性化推進コンソーシアムは、安乗埼灯台を舞台とする観光振興を目的として、2025年10月4日(土)に「安乗埼灯台町歩きトワイライトツアー」を開催しました。「安乗埼はクロスポイント~海を通じ、物や人が交わる場所~灯台はその交わりを導き、未来を照らすシンボル」をテーマに、観光客や関係者の方が参加しました。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。

イベント概要
【イベント名】安乗埼灯台町歩きトワイライトツアー【開催概要】 ガイドと共に地域の歴史を巡り、薄暮時の特別な灯台参観をハイライトとするガイド付きツアーです。町歩きでは安乗地区の漁場や国指定重要無形民俗文化財「安乗の人形芝居」の舞台裏を訪問。通常入ることができない薄暮時間帯の灯台参観と、灯台カフェでの特産品「きんこ芋」スイーツで締めくくる歴史、文化、食、絶景を凝縮した、高付加価値な体験型観光として実施しました。
【日 程】 2025年10月4日(土)16時~18時
【開催場所】 三重県志摩市阿児町安乗794-1 安乗岬園地周辺
【参加人数】 参加者及び関係者 約20名(一般参加定員10名 関係者メディア10名)
【協力団体】 志摩市、あのりおこし、志摩市灯台活用推進協議会、(株)上田商店、(公社)燈光会
町歩きと薄暮時間の特別参観が織りなす感動体験!
当日は雨予報でしたが、なんとか持ちこたえ、ツアーでは、参加者がガイドの案内で約1kmの散策路を歩き、地域の歴史と文化を深く学ぶことができました。特に、安乗神社と文楽小屋では、九鬼水軍の歴史と国指定重要無形民俗文化財である安乗人形芝居の舞台裏見学に、参加者が感動の表情を見せ「安乗文楽の舞台を観れたことが本当に貴重な経験でした」「安乗神社の神主さんから正しいお参りの仕方を教えていただけて良かった」等、アンケートでも喜びの声をいただきました。本ツアーの最も重要な価値は、400年以上守り続けられた文化と歴史を参加者が直接体感できることで、「海を通じて物や人が交わる場所」という安乗埼の本質を実際に理解いただけたことでした。
薄暮時間の特別参観で絶景体験!
ツアーのクライマックスでは、参加者全員が通常は日没と共に閉鎖される安乗埼灯台内部に登り、トワイライトタイムの幻想的な景色を堪能しました。全国16基しかない参観可能な灯台での体験に、参加者たちは「外海と内海で潮目が変わっている景色を実際に見れました!」「あの光は大王埼灯台かな!」と興奮を隠せませんでした。四角形という珍しい形状の灯台から眺める太平洋と的矢湾の同時眺望は、参加者にとって忘れられない感動となりました。ツアー終了後は、きんこ芋工房上田商店灯台カフェで地域特産の「きんこいも」スイーツを味わい、参加者からは「大満足。また来たいです。」「朝日の上がる時間帯や月が見える時間帯に灯台を登りたい。」という声が聞かれ、成功とともに更なるツアーのブラッシュアップを進めていく必要を感じました!
安乗埼灯台とは(三重県 志摩市阿児町安乗)
安乗崎は、志摩半島の中央部に東から深く切れ込んだ良港である的矢湾の入口にある岬で、周囲には暗礁が多く、古くから安乗崎、大王崎、鎧崎をもって志摩三崎と称し、海の難所として知られていました。そこに位置するこの全国的にも珍しい四角い灯台は、「日本の灯台の父」として知られるイギリス人R.H.ブラントンの指導により明治6年4月1日、全国で20番目に完成された歴史ある灯台です。頂上からは太平洋と的矢湾を一望でき、天気がいいと御前崎や富士山も見ることができます。映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となったことでも有名です。
この灯台は風光明媚な地にあることから、灯台の周囲は園地として整備され、志摩市が運営する「灯台資料館」があり、初代灯台の1/3の模型を始め、この灯台に関する資料等が分かりやすく展示されており、令和7年度館内リニューアル予定です。また、同園地内の灯台カフェ「上田商店」では郷土食きんこ芋を使用したスイーツも人気です。灯台に近い安乗集落には、安乗の人形芝居という歴史のある人形芝居が伝わっています。

<団体概要>
団体名称:安乗埼灯台観光活性化推進コンソーシアム
活動内容 :安乗埼灯台を核とした地域イベント、事業者や関係者とのワークショップを開催し、安乗埼灯台を中心とした利活用について活動しています。令和7年度は灯台資料館の展示リニューアルも実施予定です。

海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、持続可能な灯台利活用事業の開発を実施する団体に対して資金面および企画運営の助言等のサポートを行う事業です。灯台を訪れる人を増やし、海や周辺地域への興味関心を高めることを目的とした単体または複数の灯台を活用する事業企画を対象とします。
海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/
海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/
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