中谷元・防衛相は20日、防衛省でニュージーランド海軍のゴールディング司令官と会談した。ゴールディング氏は、海上自衛隊の最新鋭護衛艦「FFM」(もがみ型)の能力向上型に関し、同国の海軍に導入する意欲を伝達した。中谷氏は謝意を示した。

 中谷氏は、ニュージーランドについて「非常に重要なパートナーだ」と防衛協力を深化させる意向を表明。ゴールディング氏は、海洋進出を強める中国への懸念を示した上で、日本との緊密な連携の必要性を強調した。

 もがみ型の能力向上型を巡っては、オーストラリア政府が8月、海軍の新型艦導入計画に関する共同開発のベースに採用を決定した。