「4人の投手がいるから、思い切って投げられる」。県大会決勝に続く完投勝利の要因を左腕竹岡大貴が語るように、投げずとも〝投手四天王〟の底力で大垣日大が2年連続のセンバツ切符に王手をかけた。第78回秋季東海高校野球大会第2日は、愛知県の刈谷球場などで準々決勝4試合を行い、岐阜県1位の大垣日大が東邦(愛知3位)に8―2で快勝した。岐阜県3位の岐阜城北は3―14の五回コールドで中京大中京(愛知1位)に敗れた。大垣日大は25日の準決勝第2試合(午後0時30分開始予定)で中京大中京と対戦し、勝利すれば来春のセンバツ出場が濃厚となる。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
◆県決勝に続く竹岡完投の要因こそ〝日大四天王〟の底力

エース左腕の谷之口翔琉、打でも4番の二刀流左腕・竹岡、本格右腕の太田光洋、長身左腕の中村晃輔。ハイレベルな4投手がいるV候補の大垣日大。
投手起用が注目されたが、高橋正明監督が東海初戦の準々決勝東邦戦の先発に指名したのが、岐阜県大会決勝の中京戦に続き、竹岡だった。
県大会後の練習試合では兵庫覇者の神戸国際戦に先発し、4回2失点、リリーフの大府(愛知)戦では3回1失点と、失点はしているものの安定した投球をみせており、「伸びてきている」というのが高橋監督の起用理由。
3日前の練習で「お前でいくぞ」と先発を告げられた時は「僕が先発って思った」と竹岡。「県の決勝は東海の出場は決まっていたけど、きょうは負けたら終わりと思うと緊張した」というが、チームメートからの励ましの声に奮い立ってマウンドに上がった。...