公明党の党会合であいさつする斉藤鉄夫代表(中央)=23日午前、東京都新宿区

 公明党の斉藤鉄夫代表は23日の党会合で、自民党と日本維新の会が連立政権合意書に憲法9条改正に関する条文起草協議会設置を明記したことへ懸念を示した。「国の在り方を大きく変える方向性で、深く危惧する。国会論戦を通じて私たちの考えをしっかり提示していきたい」と述べた。

 自民、維新が防衛装備移転三原則の運用指針を巡り、輸出を認める5類型の撤廃方針を示したことには「自公政権下で本当に長い時間をかけて積み上げてきたものだ」とけん制。国会議員定数削減に関しては「政権を持つ党だけで決めていくというのは、大変乱暴な進め方だ」と重ねて批判した。