北海道・知床半島沖で2022年4月、乗客乗員計26人が死亡、行方不明となった観光船沈没事故で、業務上過失致死罪で起訴された運航会社社長桂田精一被告(62)について、争点などを絞り込む第1回公判前整理手続きが29日、釧路地裁で開かれ、初公判が11月12日、判決公判は26年6月17日に指定された。
手続きは非公開で、関係者によると、被告も出席した。
起訴状によると、22年4月23日、悪天候が予想され、安全統括管理者、運航管理者として出航や航行継続の中止を指示する義務があったのに怠り、ハッチから船内に海水を流入させて船の沈没を招き、乗客24人と乗員2人を死亡させたとしている。








