3日午前10時半ごろ、広島県庄原市と神石高原町にまたがる景勝地「帝釈峡」にある、石灰岩でできた国天然記念物の天然橋「雄橋」付近で落石があった。県警や地元消防によると、橋の下に向かう遊歩道で男性(58)が意識不明の状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。県警が落石との関連を調べている。

 雄橋は石灰岩の天然橋で全長90メートル、川底からの高さ40メートル。県警などによると、現場には約50センチの石が5〜6個落ちていた。男性は観光で訪れていたという。

 帝釈峡は全長約18キロの峡谷で、紅葉シーズンには多くの観光客が訪れる。