弁当を載せ、和歌山市の病院から飛び立つドローン=4日午後

 一定の条件下で地上に補助者を置かずドローンを目視外で飛ばす「レベル3・5」の形態による物資配送の実証実験が4日、和歌山市の人口集中地区と山間部を結ぶ経路で実施された。国土交通省は、人口集中地区を含むルートで同レベルの実験をするのは全国初としている。

 実験ではドローン関連事業を手がけるネクストデリバリー(山梨県)が運航し、人口集中地区にある和歌山市の病院から、約4キロ離れた山間部の道の駅に弁当を配送。

 中山間地や過疎地は物流の担い手が不足しており、ドローンによる食料品や日用品の配送が期待されている。