高市早苗首相が戦前の教育勅語を「教育現場で活用を促す考えはない」と述べたことを受け、職員研修で使用している広島市の松井一実市長は7日の定例記者会見で「私自身、活用は促していない」と述べた。
松井氏は初当選翌年の2012年から毎年、新規採用職員研修で教育勅語を使用。会見では「職員にいろんなことを学んでもらうための素材として利用している。総理の発言と矛盾するわけでもない」と述べた。今後も研修で使用するかどうかを問われ「総理とは関係ない」と強調した。
高市氏は2012年9月、自身のホームページのコラムで「この見事な教育勅語」などと称賛していた。今月5日の衆院代表質問で、今の教育に組み込む考えはあるかと尋ねられた。













