記者会見する東京都の小池百合子知事=10月、都庁

 東京都の小池百合子知事は7日の定例記者会見で、手頃な家賃で居住できる「アフォーダブル住宅」を2026年度以降に約300戸供給すると明らかにした。資金は官民連携のファンドで準備する。小池氏は「手頃な価格で住める環境をつくる、その一石になれば」と述べた。

 都内では家賃の高騰が目立っており、ファンドの資金でマンションや一戸建てを購入し、子育て世帯を中心に安価で貸し出す予定だ。都によると、準備する住宅の家賃は相場から2割ほど安くなる見通し。都の出資額は100億円で、資金は民間と合わせて200億円以上となる。