社民党は19日午前、常任幹事会を国会内で開き、新垣邦男衆院議員=沖縄2区=の離党を承認した。新垣氏は同党で唯一の衆院議員。党幹部によると、衆院議員が不在となるのは解散時を除き初めて。福島瑞穂党首は記者団に「有権者から託された議席で本当に残念だ。理由が理解できない」と述べた。処分を求める意見もあったという。
新垣氏は、社民が1議席にとどまった7月の参院選直後から福島氏の党運営に対する不満と離党の意向を周囲に示してきた。今月2日に記者会見し、参院議員の福島氏に衆院へくら替えするよう求めたが、認められなかったことを理由として離党する考えを正式表明。党本部が対応を協議していた。









