【ソウル共同】韓国消防庁は19日、韓国南西部全羅南道・新安沖の海域で同日午後8時20分ごろ(日本時間同)、乗客ら267人を乗せた旅客船が座礁したと明らかにした。通報を受けた海洋警察が救助活動を行っている。海洋水産省によると、船内への浸水はしていない。韓国メディアによると、座礁時の衝撃で5人が軽傷を負ったが、海中転落などの被害はないという。
李在明大統領は、人命被害が出ないよう迅速な対応を関係当局に指示した。海洋警察は警備艇などを派遣し、乗客らを南西部木浦に移送している。
消防庁によると、旅客船には乗客246人と乗員21人が乗っていた。南部済州島を出発し、木浦へ向かっていた。韓国メディアによると、船は岩礁に乗り上げ、15度ほど傾いた状態になったという。
韓国では2014年4月、南西部珍島沖で乗客乗員476人を乗せた旅客船セウォル号が沈没。修学旅行中の高校生を含む304人が死亡、行方不明となった。










