エスマット
MARUWA SHOMEI、勘と経験からデータ起点の在庫管理へ。生産性向上に向けたDX改革

株式会社エスマット(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:志賀 隆之/林 英俊、以下:エスマット)は、株式会社MARUWA SHOMEIが、IoT在庫管理サービス「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」の在庫最適化AIエージェントを活用し、約200品目を対象に半年間で約300万円(約15%)の在庫金額削減を達成した事例を公開しました。
同社は、AIを活用した在庫最適化により、欠品ゼロを維持しながらも在庫水準を最適化し、「人に頼らない仕組みづくり」を実現しています。



導入事例記事はこちらhttps://www.smartmat.io/case/machinery/7762

■ 導入の背景

株式会社MARUWA SHOMEIは、株式会社MARUWAのグループ会社として、公共インフラ向けLED照明の開発・製造・販売を行っています。
株式会社MARUWAのセラミック技術を活かし、高出力化を実現したLED照明を開発。業界に先駆けてLED道路照明の製品化を実現するなど、公共インフラ照明分野で高い技術力を有しています。
同社の土岐工場では、数百品目に及ぶ部材を扱う中で、棚卸や在庫カウントに膨大な工数がかかり、作業の非効率や在庫精度のばらつきが課題となっていました。さらに、部材の欠品が発生し、生産計画の崩れや残業・サプライヤーへの緊急要請が発生。公共案件では予算が決まっているうえ、工期が伸ばせないという背景から納期遵守が必須であるため、わずかな遅延が大きなトラブルに直結するリスクを常に抱えていました。
こうした課題を解消し、「在庫管理・発注の自動化によって人に頼らない仕組みを構築する」ことを目的に、同社はIoT在庫管理サービス「SmartMat Cloud」を導入。現在、661台のスマートマットを活用し、在庫の自動計測・自動発注を実現しています。

■ 在庫最適化AIエージェントについて

「在庫最適化AIエージェント」は、エスマットが提供するIoT在庫管理サービス「SmartMat Cloud」に新たに搭載された機能です。2025年6月にβ版を公開し、同年11月に正式版の提供を開始しました。
本機能は、IoT重量計が計測した在庫の使用傾向や時系列パターンをAIが学習し、欠品リスクや在庫圧縮の可能性を自動で検出。タイムリーな“先回り提案”を現場に提供し続けることで、在庫の最適化を支援するものです。
本機能の詳細については、以下のプレスリリースをご参照ください。
[ 詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000026042.html ]

■ 導入後の主な成果

- 在庫最適化AIエージェントにより、約200品目を対象に在庫金額を半年で約300万円(約15%)圧縮
- - 株式会社MARUWA SHOMEIは「在庫最適化AIエージェント」の先行利用ユーザーとして2025年5月より運用を開始。
AIが提示する発注点の見直し提案を段階的に反映していった結果、半年間で在庫金額を2,400万円から約2,100万円へと約300万円(約15%)削減しました。欠品を防ぎながら在庫を最適化する、データドリブンな改善サイクルを実現。
- 在庫管理工数を50~60%削減し、棚スペースも整頓・有効活用
- 欠品ゼロと納期遅延ゼロを継続可能に






■お客様の声

株式会社MARUWA SHOMEI
COO 森岡 哲浩さま
今後の労働人口の減少という課題に対してもスマートマットクラウドは寄与してくれていると考えています。
地方にある当社では、人手不足は避けられません。若いデジタル人材を確保するのは競争が激化すると考えており、事業存続の大きな課題です。その中で、スマートマットクラウドは「人に頼らない仕組み」を提供してくれました。
公共案件では納期遅延が許されないですが、導入以降は人の勘や経験に依存せず、納期遅延ゼロを継続できています。これは当社にとって事業の信頼を守る基盤そのものです。

株式会社MARUWA SHOMEI
製造部 マネージャー 安井 雄一郎さま
これまでは「このくらいあれば足りるだろう」という経験や主観に頼って発注点を設定していましたが、欠品や過剰在庫につながることも少なくありませんでした。
正直なところ、「在庫を最適化したい」という思いはありながらも、何から手をつければいいのか分からず、具体的な改善に踏み出せずにいました。品目数が多く、それぞれの発注点をどう調整すべきかを経験や勘だけで判断するのは限界があったからです。
在庫最適化AIエージェントを使い始めてからは、過去の在庫データを基に「発注点を上げるべき」「下げるべき」といった具体的な提案がAIから得られるようになり、数値に裏付けされた判断ができるようになりました。
勘や感覚に頼るのではなく、データに基づいた仕組みで改善を回せるようになった点は大きな変化です。欠品を防ぎながら在庫の波を小さくできている手応えがあり、今後さらに精度が高まっていくことに期待しています。

■ SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)の概要




SmartMat Cloudは、現場のあらゆるモノの実在庫をIoTで見える化し、在庫管理をかんたん自動化・工程カイゼンを進めるDXソリューション(SaaS)です。従来、多大な人手を掛けていた棚卸、人手では不可能だったリアルタイムでの実在庫把握など高度な員数管理、さらに発注まで完全自動化することで省人化・高度化を実現します。2018年の事業開始以降、製造業・サービス業に加え、医療機関など、幅広いお客様に採用。既に1,200社を超えるお客様に活用されています。
URL:https://www.smartmat.io/

■ 株式会社エスマット(旧:スマートショッピング)

「日々のモノの流れを超スマートに」することを目指し、IoT重量計を使った在庫管理自動化・DXソリューションを開発。製造業、医療機関などのBtoB向けには、あらゆる在庫の管理・棚卸や発注を自動化するSaaS「SmartMat Cloud」(https://www.smartmat.io/)を展開しています。

会社名:株式会社エスマット(旧:スマートショッピング)
所在地:東京都品川区東五反田2丁目9−5 サウスウイング東五反田
代表者:志賀 隆之/林 英俊
設立:2014年11月
URL:https://s-mat.co.jp/
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