国の文化審議会は28日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録を目指す新たな候補に、各地で伝承される民俗芸能「神楽」と、心と体を癒やす日本人の慣習「温泉文化」の2件を選んだ。政府が来年3月末までに申請書を提出。神楽は2028年、温泉文化は30年にユネスコ政府間委員会で登録の可否が審査される見通しだ。
神楽は、五穀豊穣や無病息災などを願うため、神社の祭礼を中心に演じられてきた。申請候補は、国の重要無形民俗文化財に指定されている25都道県40件で構成する。
温泉文化は、入浴を通じて心を癒やし、温泉の効能で体を癒やす日本人の社会的慣習とされる。





