旧優生保護法下での障害者に対する強制不妊手術や人工妊娠中絶を巡り、日弁連法務研究財団は3日、第3回検証会議を開いた。被害者で会議の委員を務める鈴木由美さん(70)は12歳の時に不妊手術を受けた後、約20年間、寝たきりの状態になったとして「大切な時間を奪われた。成人式で晴れ着を着たかった」と訴えた。
検証会議のヒアリングに応じた。最高裁で勝訴した国家賠償請求「神戸訴訟」の原告でもある。「今も外出時などに障害者には人権がないと感じることがある。障害があっても当たり前に暮らせる社会になってほしい」と強調した。





