オレンジ色のつやつやした果実。「甘柿の王様」とも呼ばれる富有柿は、岐阜県瑞穂市が発祥の地。同市一帯で栽培が盛んです。樽見鉄道の瑞穂市から本巣市にかけての区間では、柿畑を突っ切るように列車が走っていきます。季節の風景を記録しようと、沿線を歩きました。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
富有柿発祥の地は、瑞穂市の北西部にあります。樽見鉄道の沿線からだと、美江寺駅から2キロ半ほど。歩けば30分以上の道のり。瑞穂市のコミュニティバス「みずほバス」では、居倉公民館バス停から100メートルほどの距離と、すぐ近くまで行けます。
富有柿の名が付いてから120年ほどといいます。昨年12月に岐阜新聞デジタルで掲載の記事では、名付け親の功績などを紹介しています。
さて、富有柿と言えば秋の味覚のイメージ。もう12月に入り「時期遅れでは?」と思われるかもしれませんが、実は12月初めが出荷のピークになっています。
10月11日付の岐阜新聞県内版に、富有柿の出荷ピークを予測する記事が掲載されていました。岐阜新聞デジタルでも掲載しました。
富有柿は、瑞穂市の西部や本巣市の南部、揖斐郡大野町などで多く栽培されています。この付近は、樽見鉄道の線路が柿畑の真ん中を通る、というのが筆者のイメージ。今回は11月下旬に、...









