同性婚を認めない現行制度が憲法に違反するとして、同性カップルらが各地の裁判所に起こした訴訟で、6件の高裁判決が出そろったことを受けて原告側弁護団が3日、東京都内で記者会見し「最高裁は明確な違憲判断を出してほしい」と語った。
弁護団は同日、裁判官15人で構成する大法廷での審理や、当事者の声を聞く機会を設けることを求める要請書を最高裁に提出。11月の二審判決で合憲とされた東京第2次訴訟の原告山縣真矢さん(58)は「一日も早く同性婚の立法化を促す判決が出るのを願っている」と話した。
訴訟は現行の民法や戸籍法が、法の下の平等を定めた憲法14条などに違反するかどうかが争点になる。





