ニューヨーク証券取引所のトレーダー=12日(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落し、前日比245・96ドル安の4万8458・05ドルで取引を終えた。人工知能(AI)投資への過熱感が改めて意識され、先行きへの懸念から売り注文が膨らんだ。

 ダウ平均の銘柄ではないものの米半導体大手ブロードコムや米IT大手オラクルの株価下落を受けて、投資家がAI投資への警戒感を強めた。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月10日に追加利下げを決めたことが相場を支え、下げ幅は限られた。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、398・69ポイント安の2万3195・17。