【台北共同】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は30日までに、台湾南部・高雄の生産拠点で回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)相当の最先端半導体の量産を始めた。自社サイトで明らかにした。人工知能(AI)向けの需要増を見込んでいるとみられる。
2025年中の量産開始を目指していた。台湾メディアは今月、TSMCが今後完成させる熊本第2工場でも2ナノ相当の半導体生産を視野に入れていると報じている。
半導体は微細化が進むほど性能が向上するが生産の難度も増す。世界ではAI向けに高性能な半導体の需要が伸びており、TSMCは対応を急いでいる。最新のスマートフォンなどにも先端半導体が使われる。







