首相官邸に入る高市首相=20日午前、首相官邸

 自民党が2月8日投開票の衆院選で掲げる公約の重点項目案が判明した。飲食料品を2年限定で消費税の対象外とすることについて、社会保障と税の一体改革を議論する「国民会議」で財源や工程の検討を加速すると明記した。1割を目標に衆院議員定数を削減するため、次期国会で法案成立を目指すと記載。時代にふさわしい憲法の見直しが不可欠だとして、自衛隊明記など4項目の改憲実現に向け、国民への丁寧な説明を積極的に展開するとした。関係者が20日、明らかにした。

 高市早苗首相(自民総裁)の意向や、日本維新の会との連立政権合意書の内容を反映した形だ。改憲や外交姿勢などを通じ保守層の取り込みも意識した。

 重点項目案は(1)強い経済(2)地方活性化(3)外交・安全保障(4)社会保障(5)憲法改正・政治改革―の5分野で構成した。

 政府債務残高の対国内総生産(GDP)比を着実に低下させ、市場の信認を確保するとした。中国とは開かれた対話を通じ、建設的かつ安定的な関係構築を目指すと言及。「挑発的な行為には冷静かつ毅然と対応する」と盛り込んだ。