選手強化のAI活用に関する各団体回答

 日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会(JPC)に加盟する全9冬季競技団体で、選手強化に人工知能(AI)を活用しているのは日本スケート連盟だけだったことが25日、共同通信の調査で分かった。活用は国の強化戦略に明記されているが、情報流出の懸念や人材確保など課題を挙げる声が多く、導入が進んでいない実態が浮き彫りになった。

 調査は昨年12月、JOC加盟の6団体とJPC加盟の3団体に実施。選手強化策でのAI活用の有無、その理由、活用法、今後の方針、メリット、課題を尋ねた。

 日本スケート連盟ではフィギュアスケートの動作解析プログラムのチェックやプログラム構築補助、成績などのデータの整合性チェックで利用。「プロンプト(指示)を正確に組まなければリスクが伴う」としつつ、理解して使うことで業務上の効率が上がり得るとした。

 ほか8団体は活用していない理由として、利用目的や期待成果の精査が不十分であることや、人材がいないことを挙げた。