八重桜の下で雑草をはむヤギ=美濃加茂市中部台、さくら広場

 岐阜県美濃加茂市の「ヤギさん除草隊」が15日、今シーズンの仕事を開始した。市内の公園に“初出勤”し、八重桜の下で雑草をはみ、市民らの心を癒やしている。

 除草経費を削減する社会実験として始まり、今年で12年目。ヤギによる除草に取り組む同市の農業生産法人フルージックに市が事業を委託し、毎年春になると除草隊を結成する。今年は除草場所が新たに2カ所増えて公園や市有施設の周辺など計6カ所になり、11月末まで119日出動する。

 この日は同市中部台の都市公園「さくら広場」にヤギ14頭が出動。八重桜が咲く急斜面を移動しながら、クローバーやカラスノエンドウなどの草を食べた。

 ヤギの除草は、従来の除草経費を3分の2程度に抑え、雑草の焼却処分で排出される二酸化炭素も削減。ヤギの糞尿は緑地の樹木の肥料にもなるため、環境に配慮し人手不足を補うユニークな取り組みとして注目されており、この日は藤井浩人市長も視察に訪れた。

 ヤギの除草活動は午前8時半から午後3時ごろまで。市のホームページで活動予定日を公開している。雨天は休み。