初収穫を迎えた鈴なりに実ったバナナ=山県市藤倉
熟させて黄色に色づいたバナナ=山県市藤倉

 岐阜県山県市藤倉の農園で、南国の果物バナナの初収穫を迎えた。岐阜市茜部新所の解体工事業ワイエス・コーポレーションが新規事業として昨年3月から栽培しており、従業員らが緑色の実を丁寧に切り取っていった。3日間ほどかけて熟させて黄色く色づいた後に出荷される。

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 バナナの種子を凍らせ、耐寒性を備えさせる「凍結解凍覚醒法」という技術に着目。岐阜でも生産できることから、農業分野の事業参入として県内でも珍しいバナナ栽培に乗り出した。

 農園内の計約15アールのハウスで240株を栽培。13日は従業員らがのこぎりを手に、鈴なりに実った果実を切り取り、約130本を収穫した。「ハレノヒハレバナナ」と名付けられ、価格は1本600~千円程度の高級品。香りが豊かで糖度も高く、ねっとりとした食感が楽しめる。無農薬栽培で収穫後も洗浄剤や殺菌剤を使わず、皮まで食べられるという。

 通年で収穫でき、今夏には月約4千本の収穫を見込み、通販サイトのほか、県内の果物店や道の駅などで購入できる。

 中尾正邦社長は「順調に収穫期を迎えた。安全・安心の自慢のバナナを食べてほしい」と話す。