【ニューヨーク共同】大正から昭和にかけて活躍した「民芸運動」を代表する陶芸家、河井寛次郎(1890〜1966年)の生涯と作風の変化をたどる展覧会「河井寛次郎 家から家へ」が10日、ニューヨークのジャパン・ソサエティー・ギャラリーで始まった。河井の日本国外での個展は初めて。5月10日まで。
河井は島根県安来の生まれ。日用品を作る職人の手仕事に美を見いだす民芸運動を思想家柳宗悦や陶芸家浜田庄司らと提唱した。
展覧会では、河井の自宅兼工房だった河井寛次郎記念館(京都市)のコレクションの約140点を展示。タイトルには記念館と、ニューヨークのギャラリーという「もう一つの家」を結ぶ意味を込めた。
河井の生涯を三つの時代に分け、実用的な陶芸から、晩年には前衛的な木彫や書など自由な造形作品を手がけるようになった創作活動の変化を紹介。ドキュメンタリー映像の上映もある。
河井の孫で記念館の学芸員、鷺珠江さんは「没後60年にふさわしい展覧会となった」と話した。
来年以降、日本での巡回展も計画されている。








