甲子園は、想像をはるかに超える進化を高校球児に遂げさせる。あれほど状態が上がらなかった近江のプロ注目のエース上田健介が、最速145キロの別次元ピッチ。だが、その上田を上回る進化を大垣日大の新エース竹岡大貴は188球の熱投で、しっかり刻み込んだ。第98回選抜高校野球大会第4日は22日、甲子園で1回戦3試合を行い、2年連続7度目出場の大垣日大は、延長十回タイブレークの激戦の末、2―1で近江(滋賀)を下し、初戦突破を果たした。名将阪口慶三前監督のあとを継いだ高橋正明監督の甲子園初勝利。九回まで0―0の壮絶な投手戦を制したのは、スライダーが武器の竹岡が投球の幅を広げるために、磨いてきた〟カーブ〟。「自分のピッチングができた。本当にうれしい」と喜びを爆発させた。
◆不調の前評判覆す近江の怪腕上田、大垣日大竹岡も魂の投球で対抗
試合開始直後、大垣日大は大橋侑人がいきなり右中間三塁打を放ちながら、先制には至らなかった。上田は確かに荒れ気味で的を絞りきれない投球だったが、...









