記者会見する「建交労軽貨物ユニオン」の高橋英晴執行委員長(左端)ら=23日午後、東京・霞が関の弁護士会館

 ヤマト運輸が2024年1月、配達を委託する個人事業主約2万5千人との契約を一斉解除した問題を巡り、一部の元配達員が加入し団体交渉を求めて拒否された労働組合「建交労軽貨物ユニオン」は23日、同社との和解が成立したと発表した。詳細な内容については「非公表」としている。

 東京都内で記者会見したユニオンによると、契約解除通知を受けて23年8月にヤマト運輸に団交を申し入れたが、業務委託契約のため労働者に当たらないとして拒否。同年10月、団交拒否は不当労働行為だとして、東京都労働委員会に救済を申し立てていた。ユニオンには現在、15人の元配達員が加入している。

 和解は、都労委のあっせんを受けて23日成立。ユニオンの高橋英晴執行委員長は「たくさんの人たちが契約解除で大変な思いをした。当時から団交に応じるべきだった」と指摘。ヤマト運輸は「審理が2年以上にわたり、都労委の提案を受けることにした」とコメントした。